こどもランチのすすめ

こどもランチのすすめ5-オレ流丼を作る

子どもにも料理のイメージというのはあるんですね。
野菜や肉を切ったり、
フライパンで調理したりするのが、
ザ☆料理 という感じで
テンションが上がるみたいです。

私が土曜の昼などに、残り物を活用して作るような
簡単丼を伝授してみました。
野菜や肉をいためて、味付けをして、
ご飯にのっけてハイ出来上がりのあれです。

味付けは、
さとう+しょうゆ だけでも十分にいけます。
たまごとじもできるし、
ちょっとカツオの香がほしいものは、
だしをとるのもなんなんで、けずり節をトッピングしてみたり。
(最近はめんつゆなどという発明品もあるし)

これは豚丼。
イオンショッピングモールにある「豚郎」というお店の
炭火焼丼が大好きな長男が作る、
お気に入りのメニューです。
※炭火では焼いていません。

こちらは鶏の照り焼き丼。
豚丼と続きで、味も似ていたため、
生卵を落としてあります。見た目GOOD!

ところでこんなことをいうのもなんですが、
出し汁をとって、手間ひまをかけて作る食事というのは、
昭和の幻想・物語だったのではないでしょうか?

思うに、戦前までの庶民の料理というのは、
祭りとか祝いの「ハレ」の日は別として、
普段の「ケ」の日は質素で品目も限られていて、
季節のものが取れるとしばらくはそればっかりを
続けて食べていたんではないかと想像するんです。

それでもって、食材のびみょーな味わいを
かみしめていたんではないだろうかなと。

農作業や家内工業はハードで、女性も第一線。
食事作りも趣味のように
のんびり優雅にやっていられるわけがありません。
食事は効率よく作られていたにちがいない。
私のDNAがそう叫んでいる!(ような気がする)

戦後豊かさの象徴として、
奥様が京風の和食を手料理できるのがよし!
とされたのだろう。
私はとにかく「目覚めよ!」と言いたい。
普段の料理は質素でかまわないのであると。

以上、サボりたい人の戯言でした。
ごめんなさい。
そういう私は、
昭和に幻想の食卓の恩恵にあずかった人でした。
それはなかなか素敵にゴージャスだったような記憶がある。
時間や手間を惜しんで失う豊かさもあるのでしょう。
しかしまた、今を生きる私には私の、
幻想の食卓というものがあるのかもしれません。
それがどんなものかはよく分かりませんが。
つづく・・・