学生のころ選択してた
教育学だか教科教育学だか忘れたけどの授業で
先生が質問を投げてきた。
「子どもと大人の決定的な違いとは」
と。
そのころ成人したかしてないか
そういう年頃の自分たちは
酒ですかタバコですかそれとも?と
ぽかーんとして
ただ目を白黒させてたのかどうか。
先生いわく
「自分で環境を選べるかどうか」なのだと。
子どもは環境を選べない。
ふーん。
さしたる感動もないけど
そうかと思ってそんなことまだ覚えている。
小さい子ほどそうだし
教室とかに居させられている
教え子なんかもそうだし
ほんと子ども気の毒。
生まれてくる子どもは
天から親を見ていて
選んでその親のところに生まれてくるんだっていう
あれ、なんだ?
都市伝説じゃなくて・・
そういう見方あるでしょう?
あれは本当ですか?
本当だったとして
選んだ選択が間違ってるかもしれないし
そのときかわいらしく微笑んでた母親も
のちのち鬼の形相になるかもだよ?
当てにならないよね。
だからこどもたちは
はやく大人になって
すきな場所ですきな音響機器で
すきな音源をこころゆくまで聴くといい。
すきな楽器で好きな歌を歌って
すきな人と笑って過ごしたらいい。
あとで昔の場所は間違っていたと分かっても
うらみっこなしで
本当の場所を探しにいけるといいけれど
パーフェクトな大人もそうそういないから
子育てだって家事だってなんだって
悪びれず割り切って
どんどん分業しちゃえばいいと思うよ
生活の世話はともかく
思いとおりに進む様に仕込んだり
思想まで抱え込んで
コピー人間作ろうとかすると
あとでとても悲しいことになる。
そうそう、その先生は面白くて
学生にいろいろ、職場に出たらこういうふうだ的な
忠告をしてくれて
たとえば、
「君たちが採用まもないころに
やけに親切に世話を焼いてくる人間は要注意。
その人は職場で浮いていて
仲間がほしいだけな確率が高いんだ。」とかね。
なんか意地悪な味方だと思ったけど
実際、そうだった(笑)
後になって何が生きるか分からないけど
ユニークな人に出会えたらラッキーだし
ずっと忘れないなあ。
おとなとこども
ニシハマカオリ