きまぐれレビュー

マカロニグラタン

夕飯にマカロニグラタンをしたら
あんまり思ったような味ではなかった。
残念。
長澤知之のデビューシングル「僕らの輝き」に
マカロニグラタンという曲が入っていて
今日、聴いていたものだから。
それが何せハートブレイクな歌で。
別れた彼女を思って
楽しかった時期に彼女が
馬鹿の一つ覚えのように作ってくれた
マカロニグラタンをとてもとても恋しがる人の歌。
とにかくひたすら悲しくて、一人きりの部屋では
「水道の水滴も テンションに ブレーカー」も
涙と一緒に、全落ちしている。
だいたいからしてイントロのギターが泣いてる。
というのか、泣ける。
マカロニグラタンじゃなくても
その恋を、愛情を、友情を分かち合った時期を
代表するものってあるよね。
何かを見るたびに誰かを思い出すってやつ。
その影が見えるだけで悲しいとか
ずいぶん経ってやっとそれに動じなくなるとか
過ぎちゃったらどうでもいいようなものだけど
それがどうしようもない時があったってことを
いままさにそこを過ぎている人もいるってことを
ちょっと思ってしんみり聴く。素敵な曲。
でも写真は、マカロニじゃなくて
トルティーヤにいろいろ包んで焼いたもの。
チーズや卵やベーコンにサルサソース。
これ、おいしい、やばい。
って次男が言った。
わかものはことばがみだれがちである。
それで私は、次男が巣立ったら
トルティーヤトルティーヤ・・・
ってくりかえし思い出すかもね。
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