きまぐれレビュー

HERO

イーサン・ハントとトニー・スタークだったらどっち派ですか。

ミッション・インポッシブルのハントくんを見ているとドバイのビルの高層階のガラスにへばりついてサーバー室に忍び込むクラスの難題でもなんでも不可能はない気がして心強く、ミッション遂行っていうただひとつのブレなさがシンプルでいいなと思うし、アイアンマンのトニーの天才と繊細にも心惹かれる。じゃあアベンジャーズだったらどのヒーローが好きかとか延々あなたと語り合っていたい、私はマーベルのヒーローもの大好きなんです。

 

でもそのノリで勘違いでレンタルした「バードマン」は内面の狂気や精神の浮遊を描いた作品で思ってたのと違ってびっくりしたんですが、よかったです。わりと後に残り続ける映画です。私は絵を描いたり音楽をしたりという表現のことは少し想像ができますが、演技をした経験はないので、演技で作った自分とそうではない自分は切り離せるのかとか、あっちとこっちの区別の付け方が難しい領域なんじゃないかと思ってしまいます。体を張って投げ打って、きちんと戻る所作が表現には必要なのでしょうか。いったきり星人にならないようにしないと。

 

冬至なのにあったかくてダウンジャケットでかばんがぱんぱんの図。