新しい友達の話。
ここ数日、玄関先のすいれん鉢にのんびりつかっているトノサマガエルをよく見る。不在の時もある。鉢に1匹いるメダカを襲うわけでもない。
いつも向こうを向いていたのが、今日はこっち向きに首を出していて、よく見ると右手がない。右目は瞳がなくて全体がエメラルドグリーンに濁っている。郵便受けを開けに行くために近づいてもあまり動じなくて、それはハンディのためかもしれないけど、とにかくおっとりとかわいい子です。
雨が続いているのでしれっとしているけどごきげんなのかもしれない。アーノルド・ローベルの絵本のように友達からの手紙を気長に待っているのかもしれない。