娘のピアノの石川宏子先生は、声楽家で落語家で育児サークルに行けばたちどころに歌のおねえさん。
元NHKアナウンサーの村上信夫さん主宰「ことば磨き塾」のコーディネートをされている関係もあり、村上さんの作詞された素敵な歌「ひらがなの生き方」をお歌いになられたとfacebookで知って、感動していたら先生はなんと、昨日のピアノレッスンのついでに、と歌ってくださいました。観客2名(娘と私)超ぜいたく!先生の声は優しくて豊かでうっとり、いつも絶好調だな~!とのんびりリラックスして美しい日本語の響きを楽しんでいたわけですが、・・その当日先生は、朝から学校で落語に寿限無、そのあと260名の市民講座で世界の名曲10曲+「ある晴れた日に」(あの超高い声の!)を歌い上げた後だったとわかってこれまたびっくり&申し訳なかったです、でも本当に素晴らしかったです。
詞はとにかくこころうたれます。
宏子先生は常に笑いを織り交ぜてお話しされますが、ものすごく言葉がきれいな方で、私は見習いたいといつも思うだけ思ってうまくいったためしはありません。
話し言葉の中には形式上きれいでも届かない言葉もたくさんあるし、くだけているのか失礼なのかやはり届かない言葉もある。キャッキャ楽しくても優しくはない言葉、偏見や嫉妬を織り込んだストレス発散的な言葉も。コミュニケーションは大変難しいし、完璧であろうとする必要はまったくないけれど、そこは心の持ち方ひとつなのかなあ。これは日々修行。