日記3

うそでもいい

夕方ばたついて出たり入ったりしていて
子どもちゃんたちの顔ろくに見ていない
ふとん引きはがして匂いでもかぎに行こうか?
うそ。そんなことしない。
わたしはだいたい家に居るけど
たいがい心ここにあらずだよごめん。
そうだ、ひとつ苦情を言っていいかな。
私が仕事がはやいっていうんで
メールのアドレス帳でわたしのとこに
大明神とかなんとか、神様っぽい名前つけて
ご機嫌とって困ったとき現れるあなたたち。
けしからんことこのうえないよ。
うそでもいいから
あなたと話したかっただけだと
詩の1篇でも花の1輪でもささげてください。
おやすみ、
っていいたいけど
もうすこし描きたい。
ほかならぬあなたのために。
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