きまぐれレビュー

「わたしはあかねこ」

先週末に、いまじん瀬戸店で開催された、絵本「うんこ!」サトシンさんの書店ストアライブにお出かけしてきました。絵本のうんこだじゃれ、生だとどう読まれるんだろう?子供たちと楽しみにして行きましたら、さすがは作者さんの読み。
腹に力のはいった「くっそー!」はお店中に響き渡ります。「ふんふん ぺたぺた」の方は軽くお気楽な感じ。いっしょに声を出してみんなで読んで、それはそれは楽しかったです。
それから、「ソング絵本」も面白くて、これははじめて知ったのですが、歌によって語られるお話のようなもので、懐かしい「およげたいやきくん」みたいな感じ。
でもあまり絵や動画には依存していないみたいです。目の前で歌ってもらい自由に想像する感じでしょうか。サトシンさんの生歌をしっかり聴いていきましたよ!
それで、わが子供たちがソング絵本をとても気に入って、帰ってきてからもCDを何度も何度も聞いては歌い、歌詞もすっかり覚えてしまいました。だじゃれ満載の「うんこの大冒険」と切ないメロディーの「わたしはあかねこ」の2曲入CD。

子供たちがとくに気に入っている「わたしはあかねこ」はあかね子ちゃんという子なのかと思ったらそうではなくて生まれつき赤い猫「あかねこ」の話です。

わたしがわたしでいるために旅立って、それはぜーんぜん後悔していないわ、という結構ロックな赤猫です。こども向けを装っていますが、誰の胸にもすっと入っていくような曲です。油断したら号泣してしまうかもしれません。
想像の世界に夢を広げるのは本当に楽しいことです。子供たちはそれぞれにどんなあかねこを思い描いているんでしょうか?もしも実際に描かせたら、面白いかもしれないけれどなんだかもったいないような気もします。ソング絵本、不思議ですね。
また、こんなふうに共通の楽しみや喜びをわかちあえるとそれはしめたものだとうれしくなります。もしかしたら子供の方があわせて遊んでくれているのかもしれませんが、たとえば、おはぎを食べるのに、「みてくれは あんこ あんこ あんこ!」と「ウンコの大冒険」をタンゴでいっしょに歌うのも楽しいひと時。
でもそれは・・・・
食事中には いけないかしら。
ソング絵本の視聴できます。
サトシンさん