きまぐれレビュー

原画展を見てきました

今月の初旬、
絵本『わたしはあかねこ』
作 サトシン 絵 西村敏雄
の、西村敏雄さんの原画店を
名古屋の絵本屋メルヘンハウスさんに
見に行ってきました。
絵本を手に、
原画と見比べながら絵本を読む、という
とても贅沢で楽しい体験をしてきました。
印刷も色がきれいに出ていてすごいけど、
原画はもっとやっぱり
陰影とか手触りみたいなのがあって
すごくよかったです。
自分が描くものがデジタル仕上げなので
余計に強く惹かれるのかもしれません。
絵本「わたしはあかねこ」では、
主人公のあかねこちゃんは
なぜか赤い色で生まれてきたわけですが、
ほんとうの「わたし」をごまかさなくて、
家を出ちゃうロックンロールなねこちゃん。
そこのところが私は気に入っています。

それなのにやっぱり自分の子供には
人並であってほしいと、
「赤毛に粉をまぶしたり絵の具を塗ったり」という
意味不明な背伸びというか
あかねこ両親がやってるようなことっていうのは
いろいろとしでかしているような気もします。
子どもたちもこのお話が大好きなのですが、
どんな気持ちで読んでいるんでしょう。
冒険のお話としてかしら。
七色の子どもの誕生がいいのかな。
みんなで大切に読みたいと思います。
原画展は、丸善丸の内本店で
今月末まで開催されているようです。
http://www.bunkei.co.jp/books/topics110912.html
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