子ども達の小学校の
個人懇談会に出かけてきました。
学校での子どもの様子を教えてくれながら
思い出し笑いが止まらない
愉快な先生とたくさん笑って帰ってきました。
待ち時間に
6年生の廊下に貼ってあった水彩画がすごかった。
校内の風景画。校舎の中や外の写生。
図工の先生の指導も
いつもながらていねいで、
今回の絵では普通の画用紙ではなくて
生成り色で、アルシュとかマーメイド的な
凹凸のある水彩紙を使用。
下書きには薄く罫を引いて
遠近法もばっちり描いてある!
エクセレント!私も先生に習いたい!
ていねいに描き込む子の作品は
廊下のリノリウムが鈍く光って
扉が写り込んでいる様子や
古い校舎の雨のシミが
きちんときちんと描かれていて
そんなところにぐっときました。
そうそう、学校ってこんな感じ。
しかし何ででしょう。学校って。
描写すればするほど
憂鬱な雰囲気が・・・
心象風景?
よくある学校イラスト、
っていうか自分がカットの仕事で
しょっちゅう描いているんですけど、
明るい、楽しいみたいなイメージは
ある程度、いや、かなり虚構ですね。
もっと学校には思念や
抑圧や反抗心が黒く渦巻いているハズ。
(ちがうかな?)
私は中学生の頃なんかは
授業がつまらなくて
なぜ一日のうちの一番いい時間帯を
ここで座って過ごさねばならないのか?と
腹が立つので
現実逃避の妄想専門でした。
そうやって妄想力を上げたところで、
どんなに技術が発達したとしても
人の頭の中を投影できるような
プロジェクターのようなものだけは
発明されないでほしいですね。
つたないながらも話して説明したり、
書いたり、作品で表したりですとか、
ちょっと間接的にやらないとなんとなくはずかしい。
かといって、
そんなにたいしたことは考えてないんだけども。
たとえばね・・・
あー。やっぱり言えないわ。
あなたのソレは言えますか?
イラストは息子達の学校。
去年のPTA新聞用。
見る人が見りゃあそこだとわかるローカルもの。
タッチとしては明るくも楽しくもなくて
見る人はどうかわからないけど
淡々と低テンションでニュートラルに描いてます。
行きたくないけど今朝も来ちゃったよ、みたいな。
いえ、決して学校嫌いなわけでは。
だって愛は感じるでしょう?