きまぐれレビュー

二十億光年の孤独

さかんにグッドアイデア!を思いついては書き留め、
すばらしい考えのように思えるのだけれど、
また次の日になると、
ありふれたくだらない案に思えたりする。
ということの繰り返しで制作をしているのですが、

そんなとき、この詩を思い浮かべます。
ある日僕は思った
僕に持ち上げられないものなんてあるだろうか
次の日僕は思った
僕に持ち上げられるものなんてあるだろうか
暮れやすい日日を僕は
傾斜して歩んでいる
これらの親しい日日が
つぎつぎ後へ駆け去るのを
いぶかしいようなおそれの気持ちでみつめながら
谷川俊太郎
-二十億光年の孤独/日日より-

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