勉強をするのは(難しいようだけど)過去の人のたどった道をなぞるということ。現在地を知るために、書物や学問で過去について学ぶこと。
だからそれだけではもったいなくて、せっかく一度きりの人生を生きているんだから、そこからどこかそれぞれの目的地に向かって、新しく自ら想像し、創造することにこそ意味がある。絵本や童話の役割もそこにある。
ということを、作家のきむらゆういちさんが講演会でお話されていました。(11/12愛知芸術文化センター開館30周年記念 文化芸術フェスタあいち 私のメモ書きより。テープ起こしじゃないから正確ではありません。)
きむら先生、人の心に寄り添う童話や絵本を創作し続ける力の源は一体どうなっているんだろう?なぜ、オオカミやヤギの童話でこんなに胸が熱くなるんだろう?読み聞かせの声が良すぎるから?それに新しく寄る本屋では必ず「あかちゃんの遊びシリーズえほん」を探すけど、一度もなかったためしがないです。すごいですよね!?シリーズ35周年ですって。
いろいろ伺ってみたいことはありますが、最後の質問コーナーでは、小さいお子さんが「好きな食べ物はなんですか?」と聞いていました。答えは・・・
ーこれまでは、「すきやき」と言っていたんですが、最近はちょっと こたえるようになって、それで今は、「うなぎ」が好きですね。
と仰っていました。笑。なごやのうなぎもぜひ召し上がっていただきたいものです。
私も、なぞり書きはそこそこにして、頭の中にあるものをたくさん本書きしていきたいなあとあれこれと創作意欲が湧く楽しい時間を過ごしました。
写真は『完全版 あらしのよるに』
シリーズが1冊にまとまってとてもきれいな装丁!