日記3

薙ぎの昼

打ち合わせから戻って
胸がまだ感動で熱いうちに
ラフを進めてる。
そうしたら宅配で本が届く。
注文していた教材の同じテキスト3冊が
品切れで1冊しか届いていないのは
いったいどうしてくれようとか
開きたくて仕方ない新刊の単行本とか
そういえばまもなく予約注文してたあの本もとどくんだっけな、、とか
さらには打ち合わせの帰りに別にらくだ書店で本買ったんだった。
なんと迷いの多い世の中よ。
それで仕方なく
とりあえずくしゃくしゃの梱包用紙を
ひとつづつ広げて折りたたんで
心を落ち着けてみる。
真っ白い心の水平線には
波一つありませんし、
ラフスケッチの紙も真っ白く
薙ぎのまっただ中よ。
だれか私の背中の
左巻きのゼンマイを回して!