きまぐれレビュー

The Inner Light

ザ・ビートルズ
EMIミュージックジャパン

最近のお気に入りアルバムはこれ。
disc2が特に気に入っています。
その中で地味~に光っているのが
The Inner Light
これはジョージ・ハリスンの曲で
インドの民族楽器が怪しげに前奏を奏で、
歌詞も、水晶玉に浮かんで出てくるような
まるで占い小屋にでも迷い込んだような雰囲気。

Without going out of my door
I can know all things on earth
外に出かけなくたって
すべてのことを知ることはできる

-中略-
The farther one travels
The less one knows
遠くへ行けば行くほど
知るべきことは少なくなる

中略-
Arrive without travelling
See all without looking
Do all without doing
旅することなく到達せよ
目を向けることなくすべてを見よ
なすことなくすべてをなせ

最後の
Do all without doing

のところだけ、ジョンとポールのコーラスが入って
気がついたらふっと途切れるように終わっている
不思議な曲です。
私は普段ひきこもって制作することがが多いので
共感するのかもしれません。
思うのは、たとえば外からの評価とか
どこかにあるかもしれないものに
徒にあこがれる気持ちに振り回されなければ
おのずと道は開けてくる、
そういうことなのではないかな?ということ。
すべては自分の中にあって、
それを見つけるということなのだと。
その見つける作業が苦しくて、
音楽だったり花だったり子どもだったりに
癒しを求めてしまうのかなと思いますが
ヒントを探しに行ったはずなのに
ただ遊んで帰っただけにならないように
わすれてしまわないように
甘えないように
見失わないように
と、そんなことを思いました。
今日もがんばって制作!