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お。をください

絵を描いたら

描けた!ってときに
ほらほらできた!見て!
って瞬間が楽しい。
そのとき近くにいた人が
お。
と声を上げるだけでうれしい。
上の空でも
反応が悪くても
とりあえずそこがいちばん楽しい。
何なんでしょうね。
仕事で描くのは
数ヶ月や半年くらいは平気で
お披露目が先になるから
(長いのは何年も)
まずは編集の方やクライアントさんに
お。をもらって楽しがっちゃうのだ。
それはそうと、
大人と子どもとでは
絵の見方ぜんぜん違うよなあ、と思いながら
目線年齢をぐーっと下げようと
努力しながら描こうと思ったのですが
難しいですね。
たとえば大人は省略されたラインや雰囲気を
体験や経験で想像して補って見るだろうけど
子どもだったら経験が少ない分何かに化けちゃったり
想像力の濃さがちがうかも。
ほらほら、
雲の形や木の節目が生き物のように見えた時代の濃度。
まあ、上から目線な母さん光線しか出せないかもだけど
仕方ないか。
世界は私にはこのように美しく見えるんだから。
写真は本文とは関係ないけどちびっこじぞうさん。