日記3

微妙なブルー

ふだん、イラストや挿絵の仕事では、私は文章の解説になるようなこと、理解を助けることがらを描きます。

難しいことを分かりやすくするのが目的です。堅苦しい内容を一瞬にして緩い雰囲気にするのも得意です。(意図的ではないけど)

あと、文章のスキマの埋め草という役目もあります。イラストが入ると文章が締まる感じを出すのも大切。という、ちょこまかした小器用さを発揮します。

 

ところが今やっている紙芝居制作では、なんと抽象的なシーンを描くことになり!どうしましょうやと、うんと困ったんですが

「目に見えるものをそれらしく描くことのほうが難しい」

(見えるものを描いても、それを全部知っているとは限らないからです。多くの場合は知らんくせにカッコだけつけるわけです。それにだいいちデッサンは難しい。)

 

それに比べて、「見えていないけどイメージするものを描くことのほうがナチュラルだし楽だ」なということに気付きました。

何より楽しいんですね。驚き。

相手に伝わるかどうかはまったく謎ですが!

 

紙芝居上演のほうもまもなく告知できると思うので

その節はまたどうぞよろしく!

 

微妙なブルー。

たぶんラベルの経年劣化、退色。