これを読んだら
タイトルどおりの内容なので!
あんまりにも男の人がかわいそうで
男子は読まないほうがいいんじゃないかなと
思った次の日。
本屋に行ったら
男性が本屋でこれを立ち読みしているのに遭遇した。
腰に片手を当てて
肩に脱いだセーターをひっかけて
背筋をのばして
険しい目で長い時間読んでいた。
真ん中くらいだから
今ちょうど
「イエスタデイ」あたりで
木樽君の、へんな替え歌を聞いている辺りか
まだ彼女は決定的に失われていないところかなどと
余計なお世話を思いながら
何度も見てしまった。
村上さんの話で、
女のいない男の話はよく出てくるけど
どのようにしていなくなったかというところが
現実的に描かれていてそれなのに
現実じゃないところとそれはひとつながり。
暗いといえば暗がりに違いないけれど
好きな話。