日記3

それいゆ。

友達と中原淳一展見てきた。

それいゆの原画は
繊細にして強靭なペン先。
カードや小物に印刷された華やぐ絵柄。

部屋をかわいくしようよとか
髪型もっとあそぼうよとか
ふすまに布はったら楽しいんじゃないの
(ちょっと無理がある)とか。

その当時のそれを読んだ少女の
照らされたこころの内を想像してしまう。

描き文字もすごくよくて
メッセージ性も強い。
いまじゃかわいいも氾濫してるけど
とてもつよい「かわいい」の源流。
楽しかった。

人形の展示は少なかったですが
スリとかよっぱらいとか
おそろしい目の人形があって
こっちはまったくかわいくないんだけど
像としておもしろい存在感かもしだしてました。

著名人が中原さん宛てに
色紙に直筆メッセージを
寄せているコーナーがあって
そこで初めて知ったのだけど
中原さん、瀬戸内寂聴さんといっしょで
新町小学校の同窓生だったって。
へえ。知らなかった。
意味も脈絡もなく
(学校が同市内だというだけで
時代も学区も別なのに)
親近感。笑。

かわいいお部屋の提案を再現したコーナー。
当時はタタミに土壁だったりして
こんなに真っ白にはならなかったろうなあ。
でも夢の世界。こけしかわいい。