楽器屋さんに
古いモーリスギターのリペアをお願いしに行きました。
弦高をほんのちょっと下げてもらうのと
ネックブロックの補修。
ネックブロックと
それにつながるネックの裏の補強の材が
真っ二つに亀裂が入って割れてた。
それを見せたら、
いろんな事例があるけど
これはものすごく珍しい割れ方だ!と
とても珍しがられました。
(そうなのか、ぜんぜん知らなかった)
材に隠れていたもともとの割れが
出てきたのではないかということ。
補強をして,音がよりよくなるわけでもないけど
ギターの寿命が60年だとして、
あと30年弾くなら補修したほうがいいって。
なるほど。
そのモーリスは
押入れでカバーもなしに眠っていたという話だけど
担当してくれた方いわく、状態がとてもよいとのこと。
見ながらそのころのモーリスの
仕事っぷりのよさを感嘆してくれました。
私はモーリスの人でも、買った人でもないけど
チャラチャラ弾いている人としては、とてもよかった。
ギターの寿命が60年か。
もし今ギターを買うなら、
運がよけりゃ自分より長生きして
別の人間がまた弾いているのかな。
だったら新品買うならなるべく
いいものを買わなくてはいけない。
ねばならない。
といいますか、今日行ったショップは
売り場がメインなのではなくて、
楽器を製作したりしている工房で
めちゃくちゃ楽しそうに
ギターを製作している人たちがいっぱい居ました。
表だけじゃなくて側も裏も、スプルース板を使った
とてもきれいなギターが仕上がりかけてるけど
一度樹脂で貼り付けたブリッジがゆがんだか何かで
300度にもなるという
高温をあてて取り外そうとしている人とか、
まだ表も裏もない、
曲げわっぱみたいなサイド板を磨いている人とか
楽しそう過ぎて目に毒~!
面白かったです。
TONEWOOD
http://www.jin.ne.jp/woods/
リペア
ニシハマカオリ /