その曲を始めて聴いたとき
私は洗濯物を室内で干しているところで
靴下かシャツか忘れたけど伸ばしながら
そんなに注意深く聴いていたわけでもないのだけど、
効果音か何か
曲が始まりそうな雰囲気がして
前奏が始まるか始まらないかってところ、
ワン・ツー・スリー・フォー
の
4~
から突然に甘く始まるその音に
膝が落ちて腰がよろめいてしまった。
文字通り、比ゆなんかではなくて
身体性を持って。
だってその音は一瞬確かに、
この世のものではなかった。
もう赤い薔薇/長澤知之
歌詞が描いた風景は、(私が勝手に思い描いたよ?)
まずは手元に赤い一本の薔薇が見えて
愛しい人に渡そうとする画が浮かんでいるのに
急に飛行機から見下ろす日本列島の夜景まで
ぐんと高度が上がって
なのにそこからまた望遠鏡で
人々のせわしい暮らしを
俯瞰して眺めているような
そんなコンテ画が浮かぶ気がしました。
聴けば聴くほど
調子の変わり方とか終わり方がとても好きなんだけれど
とても変わったつくりをしているこの曲。
同じようにこの曲を好きな人と
なんだろうね!って首を傾げて喜び合いたい。
「もう赤い薔薇」はアルバム「PAPER STAR」に入ってます。
1曲目の「片思い」も大好き。
あの子に片思いなのはいいんだけど
なぜか一人でカラオケ!
片思い愛好家の私だけど
・・・カラオケ?
なんでカラオケって言ってるのか分からないなりに
カラオケ感はなんとなく分かる気がするようなしないような。
その辺が楽しい。
長澤音楽は予定調和ないし、当たり障るし
いつだって衝撃的で素敵に優しいよ。
一緒に聴かない?
というのを書き始めたらあれもこれもと
止まらないからこのあたりで、
グッドナイト、
グッド日本。