日記3

りんちゃんのカブ

ひとつ新しい経験をすると、新しく見えるようになるものがある。

みたすくらすの記事取材で初めて訪れた千種区の城山八幡宮。
なかなか素敵な城址&恋のパワースポットだったのだけど、今まで全然知らなかった。
ー出会いの春に訪れたい。ご縁結びの木「連理木(れんりぼく)


ところが最近気が付いたのが、よく通る道の電柱にある「城山八幡宮」の看板表示。いつも通っているのに今まで全然見えてなかった。
知らないと見えないならあまり広告の意味はないかもしれないけど、
みんながみんな私のようにはぼんやりしていないだろうから、きっと意味はあるんだろう。

最近、長男のりんちゃんに車を貸してしまって乗れないので、代わりにりんちゃんの置いていったカブに乗るようになった。
私は免許はオートマ限定だし、スクーターしか乗ったことがないので左足のギアチェンジもやったことがなかったのだけど、自分が乗るようになったら、道路でほかのバイクが信号待ちでギアをニュートラルに入れるのとか、進み始めてヴン、ヴンとギアを上げていくのとかが見えたり、音とかが聞こえるようになった。
知らないときは全く見えてないし聞いてもいなかったのに。

どういうつまらないことでも、体験することは大切なんだと思う。

だけど新しいものを見聞きする速度を上回る勢いでいろんなことを忘れて行ってしまっているような気がする。
私の興味の範囲は狭く、記憶力は薄弱だ。
瞬間瞬間が素敵だったらそれでいいよね。そうだよと言ってほしい。

イラストはりんちゃんのカブ。