きまぐれレビュー

みーみとひーひ

かわいい絵本をご紹介します。超おすすめです。

『みーみとひーひ』さく・え あきのもみじ(学研プラス)
このお話ではほのぼのあたたかい、姉妹のおうち時間が描かれています。画は昭和レトロが持ち味の、優しく懐かしいタッチ。

自分にも妹がいて、マンションの部屋でいっしょに遊んですごしたものだなあ、と思い出されました。
私はこの本のお姉ちゃんのようには優しくないので、妹をよく泣かせていました。幼少期のよく覚えているシーン第一位、妹の泣き始める瞬間の顔。それはスローモーションみたいによく思い出せます。他にも、昭和の子育て家庭によくあった、インテリア・小物のあれこれも描かれていて(未だに実家にありそうなものもとか・・)面白かったです。

表紙、書影が、写真では黒とピンクに見えていたのですが、実際に手に取ってみると、黒は、ものすごく深い紫で、ピンクもちょっと甘くてかわいい感じ。表紙の紙も手触りが良くてシック。細部へのこだわりが・・・素敵です!やはり絵本は手に取っていっしょにすごす時間が宝物ですよね。

作者のもみじさんは絵本講座の先輩で、鳥好き、魚好き、和装の似合う素敵な方なんですよ。こんどお会いしたら本にサインもらって来よう!

学研のサイト・歌や遊び方もあります。
https://gkp-koushiki.gakken.jp/2021/03/17/37332/