日記3

しぐれている

昨日庭木の落ち葉を掃いていて、家はすぐ近くに山があるから、風が強く吹くとカラカラ音を立てて木の葉がたくさん空に舞っているのがきれいだなと思ったのですが、長澤知之の「時雨」っていう曲はそんな季節の感じにものすごくマッチして「しーぐーれー」と、木の葉のように空に高く舞い上がる気分のよさです。「GIFT」長澤知之を聞きながら、そういうわけですっかりしぐれちゃっているわけ。

 

長澤知之は誰の人生も芸術であるということを言うけれど、私にはそれがずっと分からなかった。
例えば私や多くの人はアーティストではないのにと。でもぼんやりこのアルバム何周かしてるときになんとなく、そうか、ふうんと思ったりした。立ち上がる印象や結ぶイメージで伝わってくるものがある。一瞬、人が大事にしているものが自分にもその目線で見える気がする。そんな感じ。

 

タワーレコードで買うと一見超素っ気ない特典CDがついてきますが、これはとてもキュートで切ない3曲が入っていて凄いやつだった。パフ(ピーター・ポール&マリーの)でも始まるかと思ったら「走りたい走りたい」って歌うのがあって好き。回しものかと思うけどほんと、のーみゅーじっくのーらいふです。きいろにあかのロゴ入ってるCD屋。GIFTは誰にも優しいと思うので勧めます。