お月見どろぼう

つきすけと旧市川家へ行く

土曜日は日進にある、旧市川家住宅つきすけとお呼ばれしてきました。

旧市川家住宅は野方村庄屋さん宅、1769に構えられた邸宅で、国登録有形文化財。昨年から一般公開されて市民に愛されている場所です。

 

その日はお月見どろぼうのお菓子を狙ってやってきたたくさんのお子さんたちが紙芝居を聞いてくれました。
私はいつもは黙って絵ばかり描いているものだから、みなさんにちゃんと声が届くか微妙だなと案じていました。
けれど、この整えられたオープンな和風空間では、ちゃんとそれらしいお話のはじまりそうな「場」ができてしまうのでありまして、みなさんに耳を澄ませて聴いてもらうことが出来て、とても喜ばしく思いました。ありがとうございました。
お月見のお供え飾りがとてもきれい!
地域の方の話では、月と太陽は等しく大切にされていたのだとか。灯も少なく、農耕に生きる人の知恵、信仰だったのでしょうか。
終わった後にはお世話になった市役所生涯学習課の菅原さんに、建物の作りなどを説明してもらい隅々までじっくり楽しんできました。今は消防の法律があって再現できないけれど当時は二毛作の麦を乾かしてその大きな屋根を葺いたのだそう。お風呂とご飯大変そう。と、そればかり気にかかりました。かまどはとても低い位置にあるから腰が持たないかも・・今の人間は基本ナヨいんでしょうね。いや、私だけか!
ここ、なかなか素敵な空間で、いろんなイベントが開催されるのでお近くの方はぜひぜひ!
◆お月見どろぼうの紙芝居はこちら◆