日記3

夕方

たくさん子どもたちを描いた日だった。
夕方は、近くの芝生の上で座って
腕をぐるぐる回しながら
うさぎの散歩や女子のサッカーや
ルールの不明なかくれんぼやおにっごを眺めた。
娘のお友達のひいばあちゃんは
このあたりにつくしを見なくなったという。
私はその数分前に別のところで
ぽつぽつと生えているのを偶然見かけて
珍しいなと思ったところだった。
ばあちゃんは少しの坂を
のぼるのがきついとつぶやく。
私はばあちゃんの年頃になって
子どもの子どもやその子どもの
お世話やなんかできるかな
できるわけがない!
核家族化である。
(なんというまとめ)

書道用の古い小筆、今や絵筆。